失業保険の受給条件と手続きの流れ

失業保険(雇用保険の基本手当)の受給条件と手続きの流れについて解説します。

受給条件

失業保険の受給条件は以下のとおりです。

  • 積極的に就職しようという意思がある
  • 健康的にも環境的にも、いつでも就職できる能力がある
  • 積極的に就職活動を行っているのに就職できない状態

そのため、次のような場合は失業保険を受給できません。

・病気やケガですぐには働けない
・退職後、しばらくは休養しようと思っている
・結婚して家事に専念しようと思っている
・妊娠、出産、育児などで就職できない
・介護や家族の看護などで就職できない
・すでに再就職先が決まっている
・事業を行っている、またはその準備をしている
・会社の役員に就任した
・学業に専念する
・過去数回にわたって同一事業所への就職、退職を繰り返している

※ただし、病気やケガ、妊娠や育児などについては、
 受給期間の延長制度を利用することができる場合もあります。

受給手続きの流れ

会社を退職してからの手続きの流れは以下の通りとなっています。

1.求職の申し込みと受給資格の決定
2.雇用保険説明会
3.待期満了
4.給付制限(自己都合、懲戒解雇の場合)
5.失業の認定
6.失業保険(基本手当)の支払い
7.認定日に出所
8.就職(再就職手当などの給付を受けられることもある)
9.支給終了

1.求職の申し込みと受給資格の決定

会社から離職票が届いたら、必要書類を持参してハローワークへ行きます。
手続き時に必要なものは以下の記事を参照ください。
退職時の雇用保険(失業保険)に関する手続き

求職申込書に必要事項を記入し、窓口に提出します。

求職申込書

提出した書類をハローワークのほうで確認し、受給資格の決定を行います。
その後、雇用保険説明会の日程を指定されます。

申し込み初日は所要時間1時間ほどです。

2.雇用保険説明会

失業保険(基本手当)に関するひととおりの説明を受けたあと、
受給資格者証など必要な書類を受け取ります。

※場合によっては以下の待期満了期間後になることもあります。

受給資格者のしおり説明会の時に、受給資格者のしおりを受け取ります。この冊子を元に説明が行われます。

雇用保険受給資格者証説明会が終わると、雇用保険受給資格者証を受け取ります。これに、実際の支給額や期間などが記載されています。

ハローワークカードハローワークカードは、窓口で相談をする際などに使用します。

3.待期満了

受給資格の決定を受けてから、失業の状態が通算して7日間経過するまでを
「待期期間」といい、この期間は基本手当の支給はありません。

4.給付制限(自己都合、懲戒解雇の場合)

自己都合、懲戒解雇で退職した場合は、待期満了後さらに3ヶ月間、
失業保険の支給はありません。

5.失業の認定

失業保険を受給するには、認定された日にハローワークへ行き、
失業状態であることを認定してもらう必要があります。

認定日には就職活動の実績やバイトなどの就労の有無を確認されます。

失業認定申告書認定日には、申告書に就職活動の実績(企業に面接に行った、転職エージェントのところに行って相談した、就活セミナーに参加したなど)を記入して提出します。

6.失業保険(基本手当)の支払い

失業認定を受けた日数分の失業保険が、
自分で指定した普通預金口座に振り込まれます。

失業の認定を受けてからおよそ1週間ほどかかります。

7.認定日にハローワークへ

原則として4週間に1回、失業の認定を受けるためにハローワークへ行きます。

8.就職(再就職手当などの給付を受けられることもある)

就職が決まったあと、条件を満たしていれば再就職手当などの申請を行います。

9.支給終了

支給期間は年齢や前職の勤務期間によって異なります。
支給終了後も、ハローワークでの求人検索や職業相談は利用可能です。

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