失業保険(雇用保険の基本手当、失業給付)とは?

ハローワークでの手続きで、一番代表的で重要なのが失業保険に関するものです。

ここでは失業保険の概要について解説します。

雇用保険制度の概要

毎月の給料から天引きされる保険料の一つに、雇用保険料があります。

この雇用保険料で徴収されたお金は何に使われているのかというと、
主に失業したけど再就職したい人向けに、一定期間失業給付を支給したり、
失業の予防やスキルアップのための能力開発事業などに使われています。

全体像は以下のとおりです。
雇用保険の概要

出典:ハローワークインターネットサービス

会社員として働いている時は、特に恩恵もないのに毎月数千円天引きされて
嫌だなぁと思っていたかもしれません(苦笑)

しかし、退職してから転職活動を行う場合には、心強い制度です。
今まで支払ってきた分、きちんと手続きをして有効活用しましょう。

言葉の定義について

一般的にイメージする失業保険は、上図にある「雇用保険の基本手当」になります。
「失業保険」、「失業給付」、「失業手当」など、さまざまな呼び方がありますが、
当サイトでは、わかりやすさを優先して「基本手当」のことを「失業保険」と表現しています。

各種給付・手当の概要

雇用保険の失業等給付のサービスは、大きく4つに分類されます。

  • 求職者給付
  • 就職促進給付
  • 教育訓練給付
  • 雇用継続給付

それぞれの概要をみていきましょう。

求職者給付の各種手当

求職者給付は求職者へのサービスで、一番代表的なものが基本手当です。

基本手当

失業してすぐ働ける状態だけど就職先が決まらない時に支給される手当。

技能習得手当

雇用保険の受給資格者が、職安または地方運輸局長の支持により
公共職業訓練などを受講した場合、基本手当とは別に受けられる手当。
基本手当には「受講手当」と「通所手当」がある。
受講手当は弁当代のようなもので、通所手当は交通費のこと。

寄宿手当

受講する職業訓練などが自宅から通えない場所にあって、
寄宿していた場合に支給される手当。

傷病手当

ハローワークで求職申し込みをした後に病気やケガで働けなくなった場合に、
基本手当の日額と同額を支給する手当。

就職促進給付の各種手当

就職促進給付は、求職者の再就職を支援するためのサービスです。
基本手当をもらいきれずに就職先が決まった場合は、
祝い金のような意味合いで手当が支給されます。

就業促進手当

就業促進手当には「再就職手当」、「就業手当」、「常用就職支度手当」があります。

再就職手当

失業保険のすべてを受け取る前に受給資格者が職に就いた場合、
支給残日数に応じて支給される手当。
早く決まれば決まるほど手当の額は増える。

就業手当

パートやアルバイトなど臨時で働いた場合に支給される手当。
就業手当を受給した場合は失業保険(基本手当)は受給できない。

常用就職支度手当

障がい者の方などが安定した職業に就いた場合に支給される手当。

移転費

ハローワークが紹介した会社に就職するため、
または職業訓練を受けるために引っ越しした場合に要した費用が支給される。

広域求職活動費

遠方にある求人企業への面接などで要した交通費、宿泊費が支給される。

教育訓練給付の手当

会社員や離職中の人が、自腹で勉強した場合にその費用の一部を負担する制度です。
厚生労働大臣が指定する教育訓練講座が対象となります。

雇用継続給付

育児や介護を理由に休職する場合などに支給される制度です。

高年齢雇用継続給付

60歳以上に失業保険(基本手当)を受給せずに働き続ける(雇用保険に加入し続ける)人に支給される。

育児休業給付

育児休業期間中に支給される。

介護休業給付

介護休業期間中に支給される。

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