転職したら生涯賃金は下がる?

「転職したら生涯賃金は下がる」という話を聞いたことはありませんか?基本給だけで判断して、今よりアップするので転職してみたら、前の会社より諸手当がついてなくて出費がかさみ、使えるお金はマイナスになってしまった。。。なんてことも。
ここでは、転職によって生涯賃金がどう影響するのかを検討していきます!

生涯賃金は下がる?

こんにちは!転職キックオフ管理人のバク転職人です。

転職希望者にとって、給料が上がるのか下がるのかというのは重要な判断基準だと思います。しかも家族を養っている立場の人にとってはなおさらです。

では実際、転職したら生涯賃金は下がるのか、下がるとしたら何が原因として考えられるのかを見ていきましょう。

転職経験ありのほうが生涯賃金は下がる

『年収ラボ』というサイトに、生涯賃金に関するデータが発表されていました。画像をクリックすると拡大します。

生涯賃金(男性)

生涯賃金(女性)

参照元:http://nensyu-labo.com/heikin_syougai.htm

青色のグラフが男性で、赤色のグラフが女性です。また、男女とも色の濃いほうが転職経験なし、色の薄いほうが転職経験ありとなっています。この分析結果によると、

  • 学歴が高いほど生涯賃金は高い傾向にある
  • 同一企業に勤め続けるほど生涯賃金は高い傾向にある

という結果になっていました。

その理由を次のように解説しています。

日本では勤続年数が賃金に反映されるケースが多いため、転職を経験すると過去の勤続年数が一度リセットされます。その結果、転職を経験した人よりも、同一企業で定年まで勤務した人の方が、総賃金は高い傾向になります。

この見解にはバク転も経験上納得です。例外はたくさんあるにせよ、平均値としては高学歴のほうがやっぱり地頭は良く仕事もできますし、転職しないで生え抜きで頑張ってきた社員のほうが、その貢献度を認められて昇格することが多いです。

ただ、このデータは2005年のもので、しかも今までの傾向を分析したデータです。この傾向は、この先何十年も(少なくても自分が定年退職するまで)同じように続くでしょうか?

この傾向は今後も続くか?

これからグローバル社会となり、少子高齢化の影響がより顕著になってきます。そんな中、これからも同じ傾向が続くと読むかどうかはその人の判断によると思います。

バク転の見解としては、大きく変化していくと思います。

学歴については、採用時におけるスクリーニングの判断基準としてなくなることはないでしょうけど、入社後の評価ではほぼ意味がなくなってくると思います。卒業大学ごとの派閥があるような旧態然とした企業は別かもしれませんが、そもそもそんな会社に入りたいとは思いません。

転職回数については、今のように単純に回数が多いと不利、といったことはなくなってくると思います。ただその代わり、より実績や実力が求められると思います。転職に対してのイメージが欧米並にごく当たり前のものとして受け入れられると思います。その影響で、転職を考えてこなかったような優秀な人材も転職を考えるようになり、競争が激しくなるかもしれません。

また蛇足ですが、転職に適した年齢の上限も上がってくるんじゃないかなと思っています。今までは転職できるのは35歳までが限界、といった話が主流でしたが、今後は多少マシになってくると思っています。なぜなら少子高齢化で若者を採用したくても人がいないかもしれないからです。

これらの変化によって生涯賃金がどう変わるのか?という点については、転職経験があってもなくても生涯賃金に差はなくなるんじゃないかと思っています。つまり、生涯賃金を左右する要因は、転職経験の有無よりも、どれだけ実力をつけて実績を残せるかが重要になってくると考えます。

以上がバク転の個人的見解です。裏付け根拠は何もありません、単なる想像です(苦笑)。

でもまぁ、参考までに(・ω<)

転職時、年収や月収以外で注意すべき点とは?

生涯賃金が下がらないようにするために、基本給以外で注意すべき点をあげてみました。逆に、これらの条件が今の会社より良ければ、見かけの月給が下がってもトータルではプラスになる可能性もあります。

もし転職活動をしていくなかで、気になる点は内定もらうまでに遠慮無く確認しておきましょう。初回の面接時にいきなり聞くのはちょっとアレですが、採用の可能性が高まった段階なら、企業側も「この人は本気でうちへの入社を考えてくれてるな」というメッセージにもなると思います。

  • 諸手当
  • 住宅手当、出張手当、業績手当、特殊勤務手当、技能手当、通勤手当など。

  • 残業代
  • 全部支給か?上限が決まっているか?見込み時間を既に基本給に含んだ形か?

  • 交通費
  • 通勤以外に、打ち合わせなどで移動した時の交通費。

  • 福利厚生
  • 社員食堂、自社製品の割引購入など。

  • 退職金
  • 退職金制度がなく、基本給に含まれているケースもある。

  • 給与テーブル
  • 年功序列型なのか、成果連動型なのか、など。

  • その他
  • 社員寮や社宅の有無、定年の年齢など。

生涯賃金が下がってもやりたい仕事か?

こちらの記事でも書きましたが、バク転自身、転職によって年収も諸条件も向上しました。最初に入社した会社は20名ほどの会社で、残業代もつきませんでしたが、転職後は数百名規模の一部上場企業で、残業代も全部つきました。

このようなケースでは、年収も生涯賃金も上がるとみていいでしょう。

とは言え、10年後、20年後の会社がどうなっているかなんて誰にも予測できないような時代です。なのでバク転的には、「定年退職までの期間で比較したとき、トータルで収入が増えない可能性があっても転職したいか?」という点を基準に考えたほうがよいと考えています。

次の記事では、会社の将来が予測できない時代において、私たちはどうやってキャリアを積んでいけばよいのかを考えていきましょう。

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